寒さが刺激する。
暖かい部屋から出た直後は。
もっとドライに、クールに。
弁えたまえ。
丸腰ゆえの強さ、ってあるけど。
美徳と悪徳は裏返し。
止めときゃいいのに、
一度味わっているので試してしまう。
安心のために。
でも、それが分からない馬鹿ではないからな。
怖いネ。
こうしてまた
正直に全て話して、責任を不問にしようとする。
なんてあざといのでしょう、私は。

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我々は、みんな、アクセサリーである。
女の子と一緒に歩いてる男の子からチラ見される、という状況。
キミ最低ダネ、と思いつつ、こちらとしては気持ちのよいものです。
けど、
そんなものかも。
あ、カッコイイな、とつい目で追う男の子と
付き合ってみたい男の子は大抵違うじゃないの。
メイクしながら考えた。
御洒落や化粧は恋人に向けてするのではなく、
自分を連れてる恋人のために世の中全部に向けてしているんでしょ?
我々の「見た目」の対価は一体何かな。