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こないだ飲み会で酒の勢いで担当教官に
テーマを伝えてみた。
そんなんでいいのか?
網野ワールドですね。と言われた。
ヘイ。そーかもしれません。
とりあえず、
TAをしている台湾人研究生の修論の手伝いが最優先。
結構面白い。
日本統治時代の台北の景観について。
研究室に色んな分野の人が一緒くたに居るらしい。
それって、楽しそうだね。
今日は
早起きできた(2日)ので
やっと北斎展に行こうと思う。
朝一しかない。
ギリギリセーフか?(そーでもない。展示替え4回全てに行くべき。)
まあ、版画とか、カタログさえ買えればいいやとか。
ひどい事謂ってみます。
→北斎展から帰還。
朝一で行ったのにすでにならんでるー。
パスポートもってたから
チケット買うので二倍並んだ人よりましだけど。
さて、超混みだったので
悪いけど、浮世絵と版本は全てスルーして
(印刷物は図版で十分じゃ!とか横暴に言って見る)
肉筆画だけを丁寧に見てみた。
なんか肉筆画のとこ空いてたし
30分くらいで出れた。
多分
北斎は浮世絵作家としてのイメージが強すぎるんだろう。
このことは明治時代に始まる近代国家日本の文化政策の問題に関わりますけど。
肉筆画を見ると結構悪くない。
正統的画家ではない事は明らかだけど
ああいったオリジナリティは江戸時代中期には
充分一般的なものですし。
普通に画家として大成したんじゃない?と思える。
町絵師として。
様式的には
打ち込みの強い衣文線には狩野系っぽい要素もなくはないけど
狩野派の教育をうけたとは思えない。
洗脳の具合がゆるすぎ。
むしろ南画や明清の狂態邪学派あるいは沈南蘋画風なども含めた
同時代の流派のミックスに見えた、私には。
もちろんオリジナリティもあるけど。
いわば諸画派の校訂が行われたような絵だと思う。
ちょっと違うかもしれないけど
アンディ・ウォーホルに例えてみるとか、ベタ過ぎ?