タイモン・スクリーチが来るのか…。
わが師が言うことには
「応挙が登場してから日本絵画が面白くなくなった」と。
(若干誇張した言葉であることは言うまでもない)
昨日の東洋文化の発表会では
「徹底的な写実性を必要とした肖像画が中国文化において美術作品となったのはここ数十年に過ぎない」と。
スクリーチさんの視覚革命については、
これらの言葉が言い尽くしてるのではないか。
すなわち、
写実が美を殺す?
いや、頂相の存在からも明確なように
リアルさの技術自体は
古くから存在していたのである。
主に禅宗教団内で。
しかもそれらは中国からの移入物であり、
中国においても祖先崇拝の具であり。
やはり、むしろ江戸という時代の特性。
写実はキャッチ−。
大衆には分かりやすいほうがウケもよいし。
消費との関係のほうがデカイ。
あの新しい映画もう行った?みたいな受容。