狩野長信は公儀と結託していた狩野派の中でも「悪所」を描く画家だったという説が今や有力です。彦根屏風とか。
悪所」てどういう定義にするつもりなのかな(つうか悪所がキーワードになってるなんて、はてなやるなぁ。)。
一般には吉原や島原といった遊郭、そして歌舞伎小屋のあたり、江戸の周縁部。
江戸時代の場末。
それってどういうことか突き詰めてる論考って少ないよね。
とか、その場末のひとつであった(江戸の一番端の宿場町)北千住のカフェで考えた。
この問題は歴史学の中では一番簡単にアクチュアルな問題に結びつくから
面白いし、考えてみる価値も高いけど、
どんな小さな間違いも許されないデリケートな分野だしね。
東京は未だ構造としては江戸時代の遺構を利用して成り立ってる。
実際の街の構造だけでなく、差別や階層さえも。恐ろしいことだよ。
今、「学校へ行こう」で名門男子校生同士をV6のダンスで競わせる企画やってるけど。
すごい面白いけどえげつなー、やっぱりそういう時代か、今。
階層化、階層化。