眠れなかったので全部読んだ。

編集王 (10) (小学館文庫 (つB-10))

編集王 (10) (小学館文庫 (つB-10))

劇画調とかたまんないですネ。
あと
長嶋有を両方読みました。
あとがきに書かれているとおり
個性として挙げざるを得ないのは
固有名詞の使用なのでしょうが
はたして、例えば、タンノイのエジンバラ
読者との話の共有性を高めるほど共有されている名詞なのかは
若干疑問であるのと
少し前の時代に流行ったアムロガンダムじゃないよ)のよーな
固有名詞には少し眩暈すら感じるのとで
それよりは
この人は少し気持ち悪いくらい女心(しかも疲れた女)がわかるという点が
井坂洋子も書くとおり結構ひくよね。
てのと
ノーマンブライソンのゆう形象/言説のそれぞれの役割を
マンガと小説に与えたとき
劇画調と固有名詞の使用てのは
それぞれがそれぞれの側に歩み寄るようなもので
もっと歩み寄らせた形を
どんなのかなあと
空想してみたりしたのでした。